30代前半まで鬱状態人生から解放されそうな物語

30代前半まで人と接するのが苦痛に感じていた人生をやり直していく日記・物語

うつ病から回復したどうかを見分ける方法は

うつ病を治ったというのは、自分のメンタルの状態をみて、今現在、元気だなと判断すればいいと思うのですが、実際のところは違うようです。

本も出版されている精神科医樺沢紫苑先生の動画で紹介されていたので解説していきたいと思います。

  

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うつ病回復の判断方法

 

 樺沢紫苑先生によりますと、

 

ずばり、自分で病気を治ったかどうかをわかるっていうのは不可能ということです。

 

だいたい患者さんが治りました、よくなりましたっという報告をされるみたいですが、患者さんの言う通りやってみるんだそうです。例えばこの休職中から、「半年間痩せました」、患者さんが「すごく調子がいいです、復職したいです」って言うんだけどその通りやると、大体一か月くらいのもとのうつの状態の人に戻ってるらしいです。そして、またすぐ休職になっているそうです。

だから樺沢先生の経験から言うと患者さんが治りましたっていうのはもう100%信用できないという事です。先生のご経験からいうと、患者さんが治ったっていうのは全然直ってないという意味と理解しているようです。

 

 

うつ病回復の兆候とは

 

 

じゃあどうしたらいいのかいいますと、患者さんが1か月くらいして「よくなりました」って言うんですが、「ちょっとまたどうかなー」っていうんだそうです。

また1か月後にか「どうかなー」って。そして、半年ぐらいすると患者さんが「治りました」とか言わなくなるそうです。

楽しく生活できていますという風になって、復職のこととか言わなくなるんだそうです。それが良くなった証拠だそうです、樺沢先生によると。患者さんが「治りました」とか「早く復職したいです」っていう風に言わなくなったら、結構良くなっているととらえてもいいそうです。

どういうことかといいますと焦りです。

「早く仕事に復帰しないと」という焦りがあるんだけど、それ自体が症状だそうです。本当に良くなったらそういう焦りとか不安っていうのも少なるので、自分から「役職させてください、先生」みたいなことを言うというのは焦りの症状が出てるわけだそうです。

内的に不安であるとか精神的などの弱さってものが出ていって、本当にそういう方をさらに半年見てると言わなくなってくるようです。そうするとかなり安定してきてよくなって、うつから回復しているかなり良くなってるなーっていう兆候としてとらえます。

 

・ポイント

焦りの状態が長期間、現れなくなってきたら、うつ病回復の兆候 としてとらえる

 

 

うつ病になる人の特徴

 

 引き続き、樺沢紫苑先生のお話によりますと、自己洞察能力が低い人が精神疾患になるやすいそうです。

どういうことかと言いますと、自分が調子が悪い、「最近ちょっと仕事が忙しくて疲れてるんだよね、だから土日しっかり休もう。」というふうになれば疲れがとれて、元の状態に戻ると思います。「最近仕事疲れてるんだけどまだまだ私は頑張れるんだ」いう人が土曜日とか日曜とかも休日出勤してさらに疲れを溜めて、何ヶ月か後にうつになるんだそうです。

 

 だから自分の状態を100%正しく判断できる人はメンタル疾患にはならないと仰っています。仮になったとしても、ものすごく早く病院に行けるので非常に早く治すことできます。

 

 だから逆に言うと自分の状態がうまくわからない人が病気になり、メンタル疾患に限らず普通の病気も同じだそうです。その病気も例えばガンでも、体がだるいとかなんか調子が悪いとか振り返ってみると、1年ぐらい前から調子の悪さとか出てたりすると思います。

 

 自分の調子の悪さをきちんと見極めることができる自己洞察能力といいますけど、自分自身を見つめる能力つまりセルフモニタリング能力、自分自身を監視する自分自身を内面とが体調をきちんと見極める能力があれば、調子が悪くなったと思ったら、「じゃあ休もう」とか、「ちょっと病院に入って診察してもらおう」と、早め早めの対応ができるようになるようです。それをほったらかしにして「まだ大丈夫だ、いやこのぐらいが当然際にいけるはずだ」みたいな風に考える人が結局メンタル疾患になります。そういう方がメンタル疾患になっているわけだからそういう患者さんが「私はもう治りました、私は今元気です。」っていうのは全くあてにならないということが言えます。

 

患者さんの立場から言うと

 

【 主治医の判断を信用した方が良い 】

 

ということです。自分の感覚っていうのがあると思うんですが、たまたま今日調子が良かっただけなのかもしれないですし、あと何日間調子が良くなるかもしれないですし、色んなものがそれを自分自身できちんと見極めていくってことは結構大変な話だと思いますので、主治医の判断とかあるいは、家族とかも結構わかるので「暑いけど、最近元気になってきたね」ということを家族から言われるなど、そういったことが自分自身の判断以上に回復してるひとつの兆候なので、ご本人自体は治ったか、治んないか、さらに調子がいいのかどうかっということを判断するのは結構危ないので、気を付けた方いいそうです。

 

  

自己洞察能力・セルフモニタリング能力を高めるには

 

 自分自身のセルフモニタリング能力を高めるトレーニングには

 

日記を書くこと

 

がいいみたいです。

今日一日、調子良く過ごせたのかどうか、睡眠時間が何時間、運動できたかどうか朝から気分はどうだったかっというふうに細かく日記に書くようにしてみてください。

毎日やって何ヶ月も続けると、最近前よりもだいぶ良くなってきていると感じた時に日記を見返せばわかるので、セルフモニタリング能力がものすごくつきますし、ぜひメンタル疾患で治療中の方は短くてもいいので、1日3行とか5行くらいでもいいので、今日の振り返りっていうのを日記に書いていくと、自分で自分がよくなってるかどうかっていうのを判断するのができるようになってきます。もちろん病気を治療する、治癒させていく上で、ものすごく重要なことなので、ぜひね日記っていうのをやっていただきたいと樺沢先生はお勧めしています。

 

 

◆ まとめ ◆
うつ病の症状の回復は自分で判断せず、主治医の先生またはまわりの家族にいったん、聞いている
・少しでもいいので毎日、自分の体調や症状を日記に書き、セルフモニタリング能力を高め、体調が良くなった時に、どういった状況が重なって良い状態になったか、自己管理できるようにする

 

 

うつ病になった方は、希望が持てず、仕事ができない状態などで、焦りの状態になりやすいと思います。簡単に治る方も中にはいるかもしれませんが、現実てきには厳しいのが現状です。うつ病は9割がた治ると言われていますので、主治医の判断を重視しながら、あんまり焦らないでコツコツと治療していただきたいなと思います。 

  

 

参考資料

www.youtube.com

 

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