体を休めた方がいいストレス限界サイン
今回は、モルモル雑学さんの動画を参考に『ストレスサイン』について、解説していきたいと思います。
人はストレスで限界を感じている時、体や心に様々なサインが現れます。
「もう仕事を辞めようかな?」「毎朝だるくて起きられない」「なんか楽しいことがない」
うつ病になってしまう人は、自分が発しているうつ病前のサインも見逃してしまいがちです。そしてそのサインを見逃すから、そのまま無理を重ねてしまうのです。
うつ病になりやすい人が使う言葉は、「絶望的だ!」などのネガティブ表現。
「絶対」という白か黒か、善か悪かという、グレーゾーンが受け入れられない思考法。
「○○しなければならない」という妥協や手抜きが許せない絶対主義。
「俺は」「私は」「自分は」と、自分ばっかりで、他人への興味や関心がないコミュニケーション。
こういった思考法や言葉遣いをしている人は気をつけた方がいいです。「自分は大丈夫!」と、体から出されるサインを無視し続けて、体調を崩し、うつ病はかかってしまうとなかなか治りません。
早めのセルフチェックが必要です!
人はストレスを抱え込むとさまざまな信号を発信します。いくつか、体を休めた方がいいストレスサインがありますので、チェックしてみてください。
寝つきが悪い、しっかりに眠れない、眠りが浅くて朝起きたら眠った感じがしないなど、このような症状が続くことを「不眠症」といいます。
不眠症によって、日中に眠気に襲われパフォーマンスが落ち、集中力も続かず、疲れはたまるばかりです。
反対に「過眠症」は、夜にしっかり眠っているのに、日中に眠くなり、
起きていることができなくなる状態です。これらをまとめて睡眠障害と言います。
一晩寝ても疲れがとれない状態が、6カ月以上続く状態も「慢性疲労」と呼びます。
働き盛りの20代から50代の日本人の、30万人~40万人が慢性疲労症候群の患者だと報告されているんです。
うっかりミスが増えたり、約束を忘れるといったことがありませんか?
慢性疲労は原因が明らかになっていないため、血液検査や尿検査など、どんな検査をやってもわかりません。
それは言い換えれば、薬で治すことができないということです。
ストレス性の熱には高温タイプと微熱タイプがあります。
風邪をひいて38度以上の熱が出たら、人間は本来体を休めて治します。しかし、37度を少し超えるような微熱だと「大したことない」と思って、
仕事や学校を休まずに、無理して行ってしまうことってありますよね。
もしも微熱が2週間以上続くようであれば、ウイルス性のものではなく、精神的なストレスが原因かもしれません。
朝の登校前や出勤前に、頭痛・腹痛・吐き気に襲われる場合は、心と体からの異常を知らせるサインです。他には肩こり・立ちくらみ・動悸などの症状も同じです。
体調が不安定になっているのは、ストレスが溜まっている証拠。
慢性的な頭痛・腹痛・吐き気や下痢に悩まされている場合は、無理に学校や仕事に行く必要はありません。
それよりも病院に行くことを考えたり、環境を変える準備をしましょう。
ため息がいつもより多い、問題を解決したのに、課題を終わらせたのに、気分が晴れない。
最近気分が沈んだ状態のままってことはありませんか?
自分の大好きな音楽を聴いたり、好きなお笑い芸人のネタを見ても、何か感情が動かない。
自分の好きなものや趣味に対して、楽しさも喜びの感じなくなっている場合は、脳のエネルギーが不足している証拠。
この症状もうつ病の入り口なので、注意が必要です。
生きていく上で私たちの持つ三大欲求は、食欲・睡眠欲・性欲です。
食欲が無くなり体重が激減したり、逆に食欲がコントロールできずに、ドカ食いしてしまったり・・・。
女性のあなたが、大好きなスイーツを目の前にしても、気分が上がらなかったら危険です。
男性は常に毛髪を失う恐怖と、立たなくなる恐怖とも戦っています。
男性は精神的にボロボロになると、自信を無くし、性行為をしなくなってしまう人も多くいます。
食欲や性欲は生き物には本来あるもの。それがなくなったということは生きる活力を
失っているということなのです。
ストレスがたまって限界が来ると、世界は灰色に変わって、全てがどうでもよくなって
しまいます。
そして「人生に意味があるのだろうか?」
「自分は存在する価値のない人間だ」なんてどんどんネガティブ思考のループにはまっていきます。
そんなときはまずは一旦立ち止まって、日々の生活を見直してみましょう。
辛いと感じたら、学校や仕事は休んでいいのです。
一番大切なのはあなた自身。
「逃げるは恥だが役に立つ」というタイトルの、コミック原作のドラマが以前流行りましたね。
これはハンガリーのことわざ「恥ずかしい逃げ方だったとしても、生き抜くことが大切」から来ています。
ストレスに押しつぶされそうになるのは、誰にだって起こり得ること。
早めに逃げて、体と心を休ませてあげてくださいね。
参考資料