読書はうつ病対策になる。読書するメリットとは?
読書は語彙力の勉強になりますし、さまざまなメリットがあると思います。
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そのメリットの中にうつ病にも効果があるのか、気になりますよね。実は多くの人数を募集して調査した大学あるんです。
それが、Josie Billington氏(リヴァプール大学)です。
そのリヴァプール大学の『読書と文学および社会研究センター』が行った調査を見てみましょう。
この研究では4000人以上の成人に、読書に関する質問に回答してもらっています。
そこでわかったのが、1日30分以上読書している人に以下のような傾向があるということ。
そうです。読書をする人はしない人に比べて約3割もうつ病になる可能性が低いことが分かったんです。
近年、研究が進んできていますが、ほぼほぼ間違いなくこれらの効果があると証明されています。
また、この調査では読書する人としない人で睡眠の質に違いがあるのか?ってことも調べてくれています。
あくまでも自己申告ベースなので参考程度ですが、読書週間のある人のうち43%が「読書のおかげで睡眠の質が上がっている」と回答しています。
よく眠れるというのは一番のストレス対策になりますから、必然的にうつ病の抑制にも結びついてくるわけですね。
その他にも読書がもたらす効果があるので、それを紹介したいと思います。
読書がもたらす効果ですが、
という効果です。本を読んで心が安らいだ経験っていうのは誰しもあると思いますが、じつは読書のリラックス効果というのは科学的に認められています。イギリスのサセックス大学では2009年、『読書によるストレス解消効果』というものを発表しました。
心拍数や筋肉の緊張状態からストレスを計測した結果、ストレスが読書によって68%も
減少することがわかったそうです。これは音楽鑑賞とかコーヒーを飲むことなど他の
あらゆるストレス解消法を上回る数値だったそうなんです。
またこのストレス軽減効果は心理療法でも必要とされていて、自分の状態に適した本を読むことで行動を良い方向に変えたり苦痛を減らしたりするなどの効果が期待できるそうです。
多くのストレスを抱えている人はゆったりとを過ごせる時間を確保して本の世界に身をゆだねるというのもおすすめです。
という効果です。
例えば、川端康成の『雪国』の小説で「トンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった」という文章を読んだら、一体どんな雪国何だろうとか夜の底が白いというのはどういう風景なんだろうっていうふうに能動的にイメージを膨らませますよね。
文字情報をもとに想像を膨らませたり考えを構築したりするっていうことは創造力の鍛錬になるんです。創造力でいうのは新しい企画とかアイデアを出す時とか問題の解決方法っていうのをひねり出す時などに日常生活のあらゆる場面においてなくてはならない能力です。創造力がないと与えられた情報や指示以上の事っていうのを自分で生み出すことができないマニュアル人間になってしまう可能性があります。
なので自分の頭で考えたりすることに苦手意識のある人っていうのはぜひ読書習慣を身につけて創造力っていうのを磨いてみるのもおすすめです。
という効果です。本の黙読によって脳のさまざまな部位が活性化します。
そして、音読も脳を活性化させ、これは学習効果を2割から3割向上させることが期待できるということがわかっています。特に音読では発声するとか自分の声を聞くというプロセスが加わるため、黙読よりも複雑な情報処理が必要になって脳をまんべんなく刺激できるっていう風に言われています。そして音読の速度が速ければ速いほど脳はいっそを激しく活性化するそうです。
このように脳が活性化されるとコミュニケーション能力の向上っていうのが期待できます。コミュニケーション能力が高まると相手の思いを感じ取ったりとか自分の考えというのを的確に伝えたりできるようになるため、良好な人間関係っていうのを保つことにも繋がっていきます。
読書がもたらす効果のまとめです。
2つ目は創造力が養われるということ
3つ目は脳の活性化
読書をすることによって、さまざまな効果をもたらし、日々の生活していく上での幸福度を高め、コミュニケーションの向上も手助けしてくれることがわかりました。日々の生活の中で時間を作り、読書を継続していくのはなかなか難しいと思いますが、うつ病の方も、そうでない方も、メリットはあると思いますので、部屋の片隅においてある本からでもいいので読んでみてはいかがでしょうか?
参考資料